大学や専門学校の費用を親に出してもらえずに、自分でアルバイトなどをしながら学校に通うという人も珍しくありません。学校にはなんとかして入ったものの、入学してみたら教科書代や参考書代などが別にかかってしまい、思わぬ出費に焦ることがあります。
親に教科書代を出してもらったにも関わらず、遊びで使ってしまい困っているという人もいるかもしれません。教科書や参考書などの教材がなければ、授業にもついていけずに単位を落としてしまうかもしれません。そんなときに教科書代をなんとか準備する方法について、ここでは紹介します。

専門性の高い大学や専門学校に通うと、教科書などの教材費だけで10万円以上かかることもあります。得に初年度は揃えるものが多いため、さらにお金を用意しなくてはいけません。
お金がなくて買えないという場合は、できるだけ中古の教科書を購入したり、部活やサークルなどの先輩から譲り受けたりするようにしましょう。
それでも買えない場合は、奨学金やカードローンを活用してお金を借りるようにしましょう。奨学金は卒業時に大きな借金を背負うことになりますので注意してください。
詳細は本文を参考にしてください。
教科書代や参考書代はいくら必要?
教科書や参考書の価格は、専攻によって変わりますが、専門性が高い分野になると1年で10万円近くかかることもあります。教科書代は3〜5万円くらいで収まることもありますが、工学系であれば作業着なども必要です。初年度は10万円を超えることも珍しくありません。
本来であれば、これらの費用は親が出すというのが一般的ですが、親も子どもに進学させるだけで精いっぱいで、教科書を買えないということもよくあります。そうなると学生が自分でアルバイトして教科書代を稼ぐことになりますが、10万円は簡単に貯められる金額ではありません。
ところが、学生の中には10万円必要な教材費でも、それを半額以下に抑えている人もいます。むしろすべての教科書を、自分で揃えているという人のほうが少ないかもしれません。出費を0円に抑えることはできませんが、大幅に教科書代を抑える方法について次項で紹介します。
教材費をできるだけ低く抑えるポイント
とても高い教材費、できるだけ安く抑えたいところですよね。ここではまず教科書などの教材費を抑えるためのポイントを紹介します。抑えるポイントは2つです。
- 古本屋やamazonで教科書を購入する
- 先輩から譲ってもらう
それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
古本屋やamazonで教科書を購入する
専門書ですから定価で購入すれば、1冊5000円くらいする教科書もあります。ところがこれらの専門書でも卒業すると不要になるため、卒業と同時に古本屋に売却してしまう人が大勢います。大学近くの古本屋を回って、該当する教科書がないかチェックしてみましょう。
古本屋は同じことを考える人が多く、早めに購入しなくては売り切れになる可能性がありますが、amazonなら定価の半額以下で中古の教科書を購入できることもあります。
先輩から譲ってもらう
部活やサークルに入っている場合は、教科書を代々使いまわしていることがあります。使わなくなった教科書を譲ってくれる先輩というのは意外とたくさんいます。専門書はもらえないかもしれませんが、将来的にも必要ない一般教育の教科書などは、お願いすれば高確率でもらえます。
あまりに使いまわししすぎた教科書などは、最新のものよりも内容が少し違うこともありますが、それほど大きな問題ではありません。もちろん自分が後輩にお願いされたら、ちゃんと譲るようにしましょう。そうやって教科書代を浮かせていることは、珍しいことではありません。
教科書代をなんとかして用意する方法
すべての教科書を先輩から購入できるわけではありませんし、amazonや古本屋で購入するにしても、数万円は確実に必要です。それくらいのお金でも、学生にしてみればすぐに用意できる額ではありませんよね。安く抑えても教材費を買えないときのお金の用意する方法を紹介します。
奨学金制度を利用する
親に教科書代を出してもらえないくらいの状況であれば、奨学金の対象となるはずですので、まずは奨学金制度を利用してみましょう。第一種なら無利息で、第二種でも低金利でお金を借りることができます。生活費の補助に使うこともできます。
ただし、奨学金は返さなくてはいけないお金です。必要以上に借りて浪費してしまうと、社会人になってからの返済が大変です。しかも、審査がありますので教科書代の購入のタイミングで、手元にお金が入るとは限りませんので注意しください。
必要な額だけカードローンで借りる
奨学金は教科書を買えないような人にはとても有効ですが、教科書代を払ってしまえば、それ以降は生活や娯楽のために使ってしまうことがよくあります。結果的に、卒業時には何百万円もの借金を背負うことになります。
そうではなく、必要な額だけ借りることができれば、大きな借金を背負わずに済みます。意外と知られていませんが、学生でも10万円以下の少額であれば、カードローンでお金を借りることができます。
もちろんアルバイトなどをして収入がなければ、カードローンでも借りることができません。それでも教科書代などの一時的な出費にはとても有効な方法ですので、アルバイトをしているなら、カードローンも検討してみましょう。
まとめ 昨年やおととしに利用していた人の教科書を探す
大学や専門学校などで費用な教材費は、1年間で10万円を超えることもあります。親が払うケースがほとんどですが、自分で揃えなくてはいけない人や、親にもらった教科書代を遊びに使ってしまったという人は、amazonや古本屋で安く教科書を購入しましょう。
また、部活やサークルなどの先輩から譲ってもらえば、それらの教科書代は無料で入手することができます。とはいえ、すべての教科書代や教材費をゼロにできるわけではありませんので、奨学金やカードローンを活用して、学業に必要な教材を揃えましょう。