春になったら花見やいちご狩りがしたい。
夏は海や山でのキャンプや、長い休みを使った海外旅行。
秋にはゆったりと温泉にでも行きたいし、冬はスノボやスキーでウィンタースポーツを楽しみたい!
でも、やっぱり旅行には高額な費用がつきものです。
季節ごとに遠出をしていたらあっという間にお金がなくなってしまいます。
「できるだけ安く楽しい旅行がしたい!」
「目的は決まってるけど、費用がどうしても工面できない…」
このページでは格安ツアーや旅行にまつわる費用などを紹介しながら、それでも旅費が足りない場合の解決策についてご紹介していきます。
旅費の予算としてはやはり3~6万円程度あると安心です。
日帰りのバスツアーやキャンプなどでは費用を抑えることができますが、それでも旅費が足りないときには以下のような手段が資金調達の候補となります。
- 幹事をして旅費を安くできるようプランを練る
- 同行者に一括で支払ってもらい、分割払いで返済していく
- トラベルローンでお金を融資してもらう
- カードローンでお金を借りて一括で支払う
旅行にかかる諸費用はどれくらい?
旅行するにあたり、まずはプランを考えますよね。
- 何人でいくのか?
- どこへ行こうか?
- 何をしようか?
- 食事はどうしよう?
- 宿泊するかどうか?
- あちこち観光するか、ゆっくりするか、レンタカーを借りるか…。
ええ、考えているだけで楽しくなってきます。
ですがいずれにせよお金がかかること。
最終的には予算との相談ですが、取捨選択はやっぱり悩みどころですよね。
格安ツアーの相場はどのくらい?
そこで今回は人気の行き先別、土日を使った1泊2日の格安ツアーの最安値を調べてみました。
今回の設定は以下の通りです。
- 2017年3月の土曜日出発の1泊2日を想定
- 交通手段は最安値によって変動
- ひとり旅・フリープランの料金を含む大人1名あたりの料金
行き先/出発地 | 東京発 | 大阪発 | 名古屋発 | 福岡発 |
---|---|---|---|---|
北海道 | 32,100円 | 34,600円 | 27,800円 | 40,200円 |
沖縄 | 37,800円 | 32,800円 | 45,800円 | 30,800円 |
大阪(USJ) | 23,900円 | ー | 20,500円 | 18,800円 |
東京 | 18,500円(伊豆大島) | 21,600円 | 18,600円 | 31,800円 |
京都 | 19,200円 | 21,300円 | 13,200円 | 22,400円 |
ディズニーリゾート | ー | 25,000円 | 18,200円 | 37,800円 |
出発地別の主な人気観光地行きの料金は上記のようになりました。
ひとり旅・フリープランなどを含めると、かなり手軽に行ける地域も多くなっていることがわかります。
なかでも観光名所の多い京都行きのお値段は、どの地域からでも比較的安いようですね。
その他は行き先との距離が開くほど高くなる、といった傾向にあります。
ただし、GWなどの繁忙期や季節によって、この価格は大きく変動するためあまり宛てにはなりません。
宿泊施設込となると、やはり移動費+宿泊費だけで2万~3万円程度は見ておいたほうがよさそうです。
これに加えて、
- 交通費(電車・レンタカー・バスなど)
- 観光費・入場費(USJ・ディズニー・水族館などのアミューズメント施設)
- 飲食代
- お土産代
などを踏まえると、どう見積もっても3~6万円程度の予算設定をしておかないと安心できません!
旅行中の怪我や病気、トラブルも考えると、やはりこのくらいになってしまいますよね。
日帰りツアーもあり?
ちなみに、大阪⇒京都の日帰りバスツアーであれば大人1名あたり5,000円からと、かなりリーズナブルな価格設定になっています。
ただしどうしても弾丸ツアーになりますし、出発地が遠い場合は車中泊もありえます。
また出発時間の関係上自由行動のできる時間が決まっているので、「のんびり旅行したい」という方には向きません。
キャンプや近場ならもう少し安くつく?
予算が1~2万円程度の場合は、近場のアミューズメント施設や、車で行けるキャンプ場などが候補となりそうです。
大きな公園などへ行く場合は昼食を手作りしたり、コンビニで買い出しするのではなく事前に用意しておくなどすれば、飲食代もある程度節約することができそうです。
それでも旅費が足りないとき
では、それでもどうしても旅費が足りないとき、それでも旅行に行きたいとき…どのような解決策が考えられるでしょうか。
自ら幹事をして、できる限り安く済むようプランを考える
もしあなたが主体となってプランを考えている場合は、できるだけ安値でいけるホテル・飲食店、ツアーを探すという手段があります。
もちろん旅行に参加するメンバーの同意や希望などを汲みながら、ということになりますので、ネットや旅行代理店などで情報を集めるところからスタートすることになります。
しかし、複数人での旅行となると、やはり行き先は遠方であることが想定されます。
交通手段や季節にもよりますが、大人1名あたりの金額はやはり数万円単位のものとなるでしょう。
そんなときは、格安ツアーの利用だけでなく、夜行バスでの車中泊や、宿泊先をカプセルホテルにする、様々な工夫が必要となります。
分割で支払うようにする
あなたが主体となって旅行を考えている場合でないときは、幹事となる人が旅行の代金を一括で支払い、あとから集金する、という形になっているかもしれません。
特に飛行機などを利用した遠方や海外への旅費は大きくなる場合が多いので、「一括で支払うのは厳しい…」と考える人も少なくありません。
そんなときは分割払いにしてもらって、月々に支払う金額や入金日を予め取り決めておくようにしましょう。
きちんとした紙面や集金袋などをつくるか、管理ができるようであれば指定された口座に振り込んでいく、という方法もあります。
しかし、どのような形であれ、「人にお金を借りて旅行をする」ということに代わりありません。
決して月々の返済を忘れないようにしてくださいね。
トラベルローンを利用する
また、カードローンとは別に、銀行や旅行会社が提供する「トラベルローン」という商品があります。
HISやJTB、近畿日本ツーリストや楽天銀行がこのローンを提供しています。
金利 | 融資額上限 | 毎月の返済額 | |
---|---|---|---|
HIS | 9.87~12.14% (別途手数料有) |
1回の旅費の分割払い | 36回までの分割可能 (ボーナス併用可) |
JTB | 11.9% | 3万円以上~ | 3000円から |
近畿日本ツーリスト | (記載なし) | 4万円以上~ | (記載なし) |
楽天銀行 | 11.5% | 100万円 | 1万円から |
千葉銀行 | 5~5.20% | 500万円 | 元金によって異なる |
トラベルローンであれば収入がなくても、または学生であっても収入があれば申し込みができ、金利が優遇される場合もあります。
金利(年利)は9%~12%程度が一般的となっており、各業者によって申し込み条件が異なっています。
ただし未成年の場合は連帯保証人が必要であったり、審査結果によっては借入ができない場合もありますので注意してください。
カードローンでお金を借りる
「でも、旅行にお金を借りるなんて…」と思われるかもしれません。
実際にお金を借り入れる理由として「生活費」「冠婚葬祭」などがもちろん多いのですが、なんと「趣味娯楽(旅行・レジャーの資金)」として借りる人が一番多いのです。
もちろん銀行や消費者金融からの「借金」になりますので、利息や返済期間などはしっかり確認する必要があります。
毎月どれくらいの返済なら生活を圧迫しないか、収入が減ったり、ボーナスがカットされても支払い続けていけるかどうか。
注意すべきポイントはいくつもありますが、とにかく「足りない分だけを借り入れる」ことを徹底すれば、カードローンは資金調達方法のひとつとして役立ってくれるはずです。
まとめ:無理のない範囲で存分に楽しもう!
計画を立てて、コツコツお金を貯めて…と旅行をわくわく楽しみに待つ時間もいいのですが、やっぱり思い立ったときにすぐ行きたい!というのが人間のサガ。
ひとり旅が人気のこのごろでは、各旅行会社でも期間限定格安ツアーが散見されるようになり、遠方に手軽に遊びにいけるようになりましたね。
ただ遊ぶだけ遊んで、あとから生活が苦しくなるような旅行では本当に意味がありません。
お金を借りる場合も、旅行プランも、綿密な計画と前準備がなによりも重要です。