パチンコやスロットにハマっている人は、そこにつぎ込むお金を「生活費の一部」として捉えているのではないでしょうか。
でも、今月は大負けしたからお金がない…給料日まではまだまだ日がある、お金はないけどパチンコはしたい!
そんなとき、お金のない生活をどのように過ごせばよいのでしょうか。
また、パチスロにハマって日々の生活費がなくなり、もうすっぱりやめてしまいたいのに…と、悩んでいる方も多くいらっしゃると思います。
ここではパチンコに使うお金がないときの対応策などについてご紹介していきます。
パチンコで勝てる人は全体の一握りで、約9割以上の方が負けるように設定されています。
またパチンコが入口となって発症することの多いギャンブル依存症は、例え精神科に通って克服したとしても、生涯完治することはありません。
また周囲からも理解の得られにくい精神疾患として知られており、症状に苦しんでいる人は日本全国で約500万人いると言われています。
そういったリスクを伴うことを理解したうえでパチンコを楽しみ、しっかりと収支をつけてプレイすることが重要です。
パチンコは90%は負けるようにできている!?
パチンコ店だって経営している「店舗」です。
当然売上がなければ運営できませんし、パチンコを打っているお客が全員勝つようなことがあればその店舗はあっという間に潰れてしまうことになるでしょう。
ギャンブルに負けている人がいるからこそ、パチンコ店は運営しているし、買って儲けている人がいるのです。
しかもその儲けている人というのは全体の1割にも至りません。
ただし、他のギャンブルと比べると1日で稼げる最大金額は少なく、公式な発表はありませんが、1日最大40万円程度しか稼げません。
それも朝から晩までパチンコ台の前に座っての金額ですので、人によっては割に合わないと感じるかもしれません。
ごくまれに大当たりを引き当てる初心者の話を耳にしたりすることもありますが、大半はきちんと店を選び、データを整理しながら、良い台を確保してじっくりとプレイしている人たちです。
なので、ふらっと入った店で適当な台を選んで打つ…というのは、パチンコ店の運営や儲けている人たちの懐を豊かにするだけの、いわば負け戦になってしまっているんです。
【危険】パチンコ・ギャンブル依存症の恐怖とは?
「ギャンブル依存症」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
なかなか人からは認められない(理解が得られにくい)精神疾患としても有名で、常にギャンブルがしたい、それ以外考えられない、という状態になってしまう病気です。
例えばパチンコで大勝する日々が何日間か続いたとすると、その事象を脳が「楽しい」と判断し、ドーパミンという物質を分泌します。
この物質は人間が快楽を感じたときに分泌されるため、ギャンブルをすることで興奮や快感を得ようとします。
次第によりリスクが高く、掛け金の大きい、興奮できるギャンブルを求めるようになります。
そうして最終的には例えどれだけ還元率が低かったとしても、ギャンブルに興じることをやめられなくなってしまうのです。
ギャンブル依存症は完治しない
このようなギャンブル依存症は、自力で克服しようとしても困難です。
例えきちんと精神科へ通って克服することができたとしても、ささいなきっかけで容易に再発してしまう立派な病気なのです。
そしてこの依存症の原因の9割以上が「パチンコ」と言われています。
依存症を患う多くの人がパチンコを発端にギャンブルに依存し、競馬や競輪など、他の賭け事にもよりお金を賭けるようになっていってしまうのです。
あくまでもパチンコが娯楽と考える
パチンコで生計を立てている人も確かに存在していますが、全体の一握りにすぎません。
多くの人にとってあくまでもパチンコは娯楽であり、それだけで食べたり、生活費を稼いだりすることは不可能です。
このページを見ている方は、お金がないけどパチンコはしたい!と考えている方が多いでしょうし、生活費や収入の大半をつぎ込んでしまっている方もいるのではないでしょうか。
日々のストレス発散や非日常体験としてできているのなら大丈夫ですが、それなくしてはイライラや鬱憤がたまってしょうがない!という状態の場合は危険信号です。
その他に趣味やストレス解消方法を探したり、ギャンブル依存症について知識をつけるなど、「パチンコ=生活」を成立させないようにすることが最優先事項です。
パチンコのお金がないときの対応策
それでは、あくまでも娯楽の範囲でパチンコがしたいのにお金がない…というとき、どうすればよいのでしょうか。
まずは打たないことで得るものを考える
パチンコを打たないことで得られるものといえばなんでしょうか、
もちろんパチンコに使うお金はもちろんですが、何よりもあなたの時間です。
たとえば、
- パチンコ店にいって長い間台の前に座って、お金を消費しながら賭け事に費やす時間
- 家でぼーっとしながら布団にこもってゴロゴロする時間
少し極端な例ですが、以上二つでは、あなたにとってどちらが有益でしょうか。
もちろんパチンコがしたい人は1つ目を選ぶでしょうが、2つ目の選択肢には実はそれ以降にも様々な発展が考えられます。
たとえば、
- お昼ご飯や消耗品を買いに外に出かけよう
- 友人と一緒に映画を見に行けるか連絡してみよう
- ネットサーフィンでもして、あとはゲームでもして過ごそう
などなど、パチンコ以外にもやりたいこと、やっておくべきこと、他にも時間の過ごし方がいくつか浮かんできませんか?
そうした欲求をコントロールすることは難しいかもしれませんが、「まずは打たない」ことを考えてみてください。
収支をノートにまとめる
パチンコなどをギャンブルを興じるうえで、何よりも大切なのが収支をまとめておくことだと言われています。
収支を記録しておくことによって、どれだけ賭けてどれだけ勝ったのか、数字として頭に入れておくことで、感情的に賭け事に傾倒してしまうことを回避する作用があります。
しかし、どれだけ勝ってどれだけ負けたか、というのは日々の日記をつけるよりも長続きしないこと。
記録するにあたっては大雑把な数字でもいいですし、きちんとした家計簿式のノートを買うことで形から入るのも、その人によって合致するやり方は違います。
まずはスマホのメモ帳などを使った簡単な記録から、少しずつはじめてみましょう。
お金を稼ぐ
短期のバイトや日雇いの仕事でお金を稼いだり、身の回りのものを売ってお金に換え、賭け事の軍資金として充てるのもひとつの手段です。
ただしすでにギャンブルに依存してしまっている場合、注意力が散漫になっていたり、仕事に集中することができない傾向があります。
そういった方はまず上記であげたような収支をつけたり、時間を使い方についてよく一考するようにしてくださいね。
カードローンを利用する
まず、お金を借りてでもパチンコがしたい、というのはかなり危ない状態です。
ギャンブル依存症の方のなかには、「借金があるけどギャンブルで勝てば一気に返せる」と思って賭け事をやめられない方も多くいらっしゃいます。
そしてその多くが、もはや賭け事を楽しむどころか、やめられない自分自身に苦しみながらギャンブルに興じているのです。
お金を借りてでもパチンコがしたい、というのはそういった症状の第一歩であり、最後の砦でもあります。
繰り返しますが、パチンコはあくまでも娯楽であり、9割以上の方が負けるようにできているギャンブルです。
きちんとした収入があって、無理のない返済スケジュールが考えられるときにだけ利用するようにしてください。
まとめ:何事もやりすぎは厳禁。遊ぶときはメリハリをつけて
パチンコやスロットに傾倒してしまう方の多くは、軽い気持ちで遊んでいたらのめり込んでしまって…という広い入口から大きな沼に入っていってしまうケースがほとんどです。
もちろん理性的に、メリハリをつけて娯楽として楽しめるなら、パチンコはよいストレス解消になるでしょう。
ただこのページでもご紹介したように、人によっては非常にリスキーな娯楽である、ということを理解したうえで遊ぶようにしてくださいね。