結婚式と披露宴をすることは、多くの女性にとって大きな夢のひとつです。
ウェディングドレスを着たり、たくさんの人たちに二人の幸せを願ってもらえたり、おいしい料理を食べたり…考えるだけでも楽しいことなのですが、やはり気になるのはお金のことです。
「プランナーと相談していたら、見積もり額が大幅に増えてとてもじゃないけど払えそうにない!」
「式と宴はしたいけどこだわりがあるし、高額になりそう」
という方にとって、予算や見積もりは大きな問題のひとつですよね。
このページでは結婚式にかかるおおまかな費用をご紹介しながら、支払い方や解決策などについてまとめていきます。
結婚費用はゲストの人数にもよりますが、大体300万~350万円が相場となっています。
ただその大部分はゲストからのご祝儀によってまかなうことができますので、実質的な負担はそれほど膨らむことはありません。
ただし演出やこだわりポイント、手作りのアイテムの持ち込みなどをすることで、コストを削減することは可能です。
それでも結婚費用が足りない場合には、
*クレジットカード分割払い
*ブライダルローン
*カードローン
などの利用を検討するとよいでしょう。
詳細は本文を参考にしてください。
おさらい:結婚にかかる費用の項目は?
まずは、結婚式-披露宴にかかる費用について考えていきましょう。
ゲストの人数は60~80人前後
まずは招待するゲストの人数です。
新郎新婦の交友関係や披露宴会場の規模、地域にもよりますが、一般的には60~80人程がゲストとして招待されます。
ゲストの人数によって引き出物やコース料理の料金などを計算しますので、次の概算では70人を招待する、と設定することにします。
項目と費用の概算
それではゲストを70人呼ぶ結婚式-披露宴をするにあたり、どのような項目でどれくらいの費用がかかることになるのでしょうか。
項目 | 単価 | 備考 |
コース料理 | 1~2万円×70人分 | 1.5万円あたりが相場 |
フリードリンク | 3000~4000円×70人分 | オリジナルカクテルがあることも |
ウェディングケーキ | 1000円×70人分 | オリジナルケーキはさらに高額 |
会場使用料 | 20万円~ | チャペル・レストランなどにもよる |
新郎衣装(タキシード) | 3万円~ | |
新婦衣装(ウェディングドレス) | 8万円~ | |
新婦衣装(カラードレス) | 10万円~ | |
ヘアセット・メイク | 5000円~ | |
ブーケ・ブートニア | 5万円~ | |
フラワーシャワー | 1万円~ | |
テーブル・メインテーブル装花 | 10万円~ | |
招待状 | 400円~×70人分 | 手作り可能 |
席次表・席札 | 800円~×70人分 | 手作り可能 |
メニューカード | 350円~×70人分 | |
スナップ撮影 | 10万円~ | ゲスト依頼可能 |
ビデオ撮影 | 10万円~ | ゲスト依頼可能 |
生い立ちムービー | 8万円~ | 手作り可能 |
司会者 | 5万円~ | |
引き出物・プチギフト | 3000円~×70人分 |
このほかにも会場が用意する芳名帳や、各卓のキャンドル、メインキャンドル、デザートビュッフェやバルーンリリースなどの演出を加えれば、見積もり額はさらに上がっていくことになります。
これらをざっと合計してみると、全体で300万~350万程度の費用がかかる場合が多いようです。
自己負担は実はそれほどない
「結婚式に300万…」と聞いて、とんでもない額だと思われる方も多いことと思います。
しかしよく考えて頂きたいのが、ゲストから頂くご祝儀の存在です。
一人あたり3万円が相場とされているご祝儀ですので、例えば70人のゲスト全員から3万円を受け取ったとすればなんと210万円にもなります。
このうち兄弟姉妹や上司、親族などの間柄にあたる方からはさらに高額のご祝儀が見込めますので、結婚費用のほとんどをご祝儀で賄うことができる、ということになりますよね。
とはいえ、蓋をあけてみなければどれくらいのご祝儀が入っているかわからない、というのもまた事実です。
綿密な打ち合わせを重ねながらも、コストダウンを目指していきたいことに代わりありません。
結婚費用がないときにできる解決案
見積もりは出したけど、ご祝儀もそれほど見込めないし、もっとコストを削減したい!というときには、どのような解決案があるのでしょうか。
予算を見直す/作れるものは自分たちで!
まずは予算を見直して、自分たちで用意できないものがないか考えてみましょう。
手作りのメッセージカードを席札に
招待状はもちろん、各卓に置く席札は手作りのメッセージカードでも代用することができます。
手作りムービーにメッセージを盛り込む方もいますが、動画では手元に残りませんし、プロジェクターのサイズによっては文字が読めないといったケースも考えられます。
また会場の雰囲気を重視したいときにはお花をお金をかける、料理を楽しんでもらいたいときには料理にお金をかけるなど、予めどんな披露宴にしたいのかしっかりイメージしておくといいでしょう。
各種演出はやるべきかやらないべきか
結婚式-披露宴の主な演出としては以下のようなものがあります。
演出 | 詳細 |
フラワーシャワー | 式後に花を振りまいてもらう。フェザーが混ざることも。 |
ブーケ・ブロッコリートス | 男性はボールを投げたり、バズーカを撃ったりすることも。 |
バブルマシーン | シャボン玉が出る幻想的な演出。宴の入場時などに利用する。 |
バルーンリリース | ゲスト一人ひとりが風船を空へ放つ演出。晴れの日限定。 |
キャンドルサービス | 各卓を回って蝋燭に火を灯し、あいさつができる。 |
などなど、他にも様々な演出がありますが、もちろんこれらにも費用がかかります。
これらの演出に代わるものとしては以下のような演出があります。
フラワーシャワー | 華やかにするには持ち込みのリボンなどを混ぜるといいかも。 |
ブーケ・ブロッコリートス | ブーケは別料金なので、お菓子の詰め合わせなどで代用できる。 |
バブルマシーン・バルーンリリース | 特に必須のものではないけど、こだわりがあれば。 |
キャンドルサービス | 再入場後、各卓写真などで挨拶をする新郎新婦もいる。 |
このようにうまくコストを削減し、他のこだわりポイントに費用を充てている新郎新婦も少なくありません。
他にも両親への花束のほかに手作りのアイテムを渡したり、ウェルカムグッズやフォトプロップスをDIYしている方も多くいますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
上映物は手作りでもOK
また披露宴中に上映する生い立ちムービーなどは、手作りで持ち込むこともできます。
手作りする場合には子どものころからの写真や、動画作成ソフトなどが必要になりますので、予め準備しておくとよいでしょう。
また動画ができあがり、DVDやブルーレイディスクに焼いたあと、会場できちんと上映できるか、どのように上映されるか確認するため、一度持ち込んでおくと安心です。
ただし、会場のプロジェクターを利用する場合は利用料が発生する場合がありますので、プランナーによく確認しておいてください。
撮影絡みは慎重に選んで
写真・ビデオ撮影に関してはゲストに頼むこともできますが、そのゲストはゆっくり料理を楽しんだりすることはできないと思っておいたほうがいいでしょう。
後日ゆっくりと食事に誘ったりするなどの気遣いをして差し上げてくださいね。
また、会場にいるプロのカメラマンに一任すればまず間違いないベストショットを撮ってくれます。
式の最中ではゲスト側からは二人の後ろ姿しか撮れませんが、式場つきのカメラマンであれば宣誓のシーンや、指輪交換のシーンなどもしっかりと残してくれます。
一生に一度の記録ですから、きちんとしたものを残したいときには削らないようにしてください。
支払い方を考えてみる
結婚式の費用の支払いに関しては、
- 前払い
- 当日支払い
- 後日支払い
を選ぶことができ、ほとんどの会場で前払いをするようになっています。
またお金の支払い方としては、
- 現金
- クレジットカード
- ブライダルローン
の3種類のなかから選ぶことができます。
例えば当日の現金支払いにすればご祝儀を支払いに充てることができますし、クレジットカードを使えば手数料はかかりますが分割で支払うことも可能です。
またブライダルローンを利用すれば、返済完了まで変動しない固定金利で、最大84回払いまで分割して支払うこともできます。
また、どうしてもローンを組みたくない場合や、結婚式後の新生活を気にしている場合には、カードローンなどでお金を借り入れるのもよいでしょう。
まとめ:それぞれにあった結婚式を。テーマを決めて楽しもう!
結婚式の費用は確かに莫大なものですが、ご祝儀やブライダルローンをうまく活用すれば、その後の新婚生活の経済的負担を軽減することができます。
予算を決める段階でもこだわりたいポイントや、どうしても着たいカラードレスなど、絶対に譲れないポイントを、新郎新婦で相談して決めておくようにしてください。
また、披露宴のテーマを決めて手作りのアイテムを持ち込んだり、プランナーにきちんと伝えれば、会場側もそれに応じた演出を心掛けてくれます。
当日は緊張しますし、うまくいくかどうかハラハラドキドキするかとは思いますが、きっと最高の一日になるはず。
念入りに準備したのできっと大丈夫。心から楽しんでくださいね!