まず、必ず必要なものに身分証明書があります。
金融機関が身分証明で確認したいことは、本人であるかという事、現住所はどこかという事です。また、証明書の中で勤務先もできれば確認したいことになります。
申込み時に必要となる本人確認書類として多くの場合は次のようなものがあげられます。
- 運転免許証または、運転経歴証明書(平成24年4月以降発行のもの)
- マイナンバーカード
- パスポート
- 各種健康保険証
一番、金融機関に好まれる提出方法としては、
免許証+健康保険証だといえます。
次に問題なく本人確認書類として利用できるのは、運転免許証とマイナンバーカード(通知カードでは不十分)だといえます。
それは、顔写真がついており現住所を確認できるものだからだといえます。(ただし、引っ越しなどで住所が変わったのに変更できていないものは除く。)
保険証は、平成28年10月までは本人確認書類として問題なかったのですが、顔写真がないため本人確認方法として追加で住民票や公共料金などの書類も必要になっている金融機関もあります。
https:/www.gov-online.go.jp/useful/article/201610/1.html
自営業・個人事業主の方で国民健康保険の場合は、金融機関によっては少額の借入の場合でも、収入証明の提出を求められる場合もあります。
また、パスポートの場合は身分証明として不十分だと考える金融機関があるのも事実です。
その理由として、パスポートは、顔写真はあるのですが現住所の部分を手書きでできるため現住所の確認が不十分だと考えられ、パスポートとは別に住民票や公共料金の領収証などの住所を確認できるものを提出するように言われる場合があります。
※マイナンバーカードや収入証明にマイナンバーが記載されている証明書を提出する場合は、マイナンバーがわからないようにして提出する必要があります。
https:/www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/
収入証明書が必要になる場合は?
30万円くらいまで借入希望で他社借入がないの場合は、身分証明書だけで借りることがほとんどの金融機関で可能です。
必要書類として、収入証明書が必要になる場合は、おおむね2通りです。
- 自営業・個人事業主がカードローンを申請した場合
- 借入希望金額が多額の場合
自営業・個人事業主がカードローンを申請した場合
自営業・個人事業主が収入証明書として求められるのが主に以下の3点のうちいずれかになります。
・確定申告書
・税額通知書
・所得(課税)証明書
借入希望額が多額の場合
【消費者金融の場合】
- 1社で50万円以上の借入
- 他社と合わせて100万円以上の借入
一般的に以上のような場合に収入証明を求められます。
【銀行の場合】
- 各銀行の規定金額以上の借入
銀行で収入証明書を必要とする場合は100万円以上となっている銀行が多いですが、、200万・300万以上からとなっている銀行もあります。
2017年から銀行カードローンは、金融庁からの指摘があり、「収入証明不要」という売り文句を外すことを余儀なくされました。
詳しくは、各銀行の公式ホームページでご確認ください。
web契約を利用する際に必要となる書類はどうやって提出するの?
最近は、web契約の申し込みができる金融機関が増えてきました。
web契約だとどのように書類を提出するのか心配になる人も多いと思います。
書類の提出で思いつきやすいのはfaxですが、最近ではスマホや携帯の普及で固定電話をおいていない人も多いですよね。
web契約での書類の提出方法は、ほとんどのところがスマホがあればできるようになっています。
各金融機関によって多少違いがあるものの、提出書類の写真をスマホで撮影してメールで送信するパターンとスマホに金融機関のアプリをインストールし、アプリから提出書類の写真を撮ってそのままデータ送信するパターンの2つが多いです。
詳しくは、事前に各金融機関のホームページで確認しておいてください。
必要書類のシミュレーション
例えば、同じ勤務先で1年以上働いていて他社からの借入がなく、10万円ぐらいの借入希望だとします。
【銀行の場合】
|
本人確認書類 |
収入証明書 |
サラリーマン |
必要 |
不要 |
フリーター |
必要 |
不要 |
個人事業主・自営業 |
必要 |
必要 |
【消費者金融の場合】
|
本人確認書類 |
収入証明書 |
サラリーマン |
必要 |
不要 |
フリーター |
必要 |
不要 |
個人事業主・自営業 |
必要 |
必要 |
例えば、同じ勤務先で1年以上働いていて他社からの借入がなく、50万円以上の借入希望だとします。
【銀行の場合】
|
本人確認書類 |
収入証明書 |
サラリーマン |
必要 |
必要な可能性(小) |
フリーター |
必要 |
必要な可能性(大) |
個人事業主・自営業 |
必要 |
必要 |
【消費者金融の場合】
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本人確認書類 |
収入証明書 |
サラリーマン |
必要 |
必要 |
フリーター |
必要 |
必要 |
個人事業主・自営業 |
必要 |
必要 |
上記の表のようになります。あくまで参考ですが、確実にしたいのであれば各金融機関に問い合わせてください。
まとめ 書類不備を起こさないように準備したいなら
書類の不備で2度手間にならないようにしたい場合の準備書類は、
- 運転免許証
- 健康保険証
- 給料明細直近3ヶ月分(自営業・個人事業主は、納税証明書・確定申告書)
があれば書類の不備になることは、ほとんどないといえます。