カードローン利用の時には、思ってもいなかったことが起こってしまう事はよくあります。
例えば、リストラ・倒産や減給での収入そのものがなくなってしまったり、返済分のお金が無くなってしまう事や不意な事故・病気での入院での支払の為返済が不能にという事になってしまう人も多いのです。
ここでは、返済が滞った時にどうすればいいか?という点をまとめてみました。
返済しなかった時の金融機関の対応
もし、返済日までに返済がなければ金融機関はこのような対応をしてきます。
- 支払を督促する電話
- 督促状
- 3カ月以上の延滞 金融事故登録
- 残債の一括請求
- 貸金業者から裁判所に訴えられる
- 強制執行で銀行口座の凍結・給料の差押え
返済できないからと言ってそのまま放置するのは一番よくありません。
金融機関からあなたへの心象を悪くしてしまいます。
返済期日前の人は、金融機関に電話をして相談してみて下さい。何らかの解決策を提示してくれるかもしれませんよ。
ドラマのような暴力まがいの取り立てはない
もし、返済期日を過ぎている人も安心してください。
返済期日が過ぎたからと言って職場にいきなり電話をして給料の差押えやいきなり家に金返せと訪ねてくるなんていう事にはなりません。
それは、貸金業法で取り立て行為の規制という項目で私生活や仕事の妨げになるような取り立ては禁じられているからです。
次のように規制されています。
債務取立ての際に禁じられている主な行為
- 午後9時から翌朝午前8時までの時間帯で、債務者等に電話やファックスをしたり債務者等の居宅を訪問すること。
- 正当な理由もなく、債務者の勤務先に連絡すること。
- 債務者の借り入れや私生活に関する事実を他人に知らせる行為。
- ほかから借りて、返済させようとする行為。脅しまがいの取り立て。
- 連帯保証人以外の、家族や親類などにも及ぶ取り立て。
- 弁護士等または裁判所を通じて債務整理の手続きを進めている旨の通知を受けた後の取り立て行為
支払期日を過ぎたからと言って周囲に借り入れをしていることを知らせるような行為は原則禁止されています。
ただし、督促の電話を無視している場合は、督促の手紙は送られてきますので、その手紙で家族にバレてしまう可能性はあります。
周囲にバレたくないと考えているのなら真摯に督促の電話にも対応する必要があります。
返済不能とわかった時にとるべき5つの手段
では、返済する方法を考えていきましょう。
短期間でお金を作る方法から、借金を減額する方法までいくつかのパターンで紹介します。
- 日雇いのバイトをする
- ゲームや本などを売る
- 生命保険の契約者貸付を使う
- おまとめローン
- 弁護士に相談(債務整理・任意整理)
日雇いのバイトをする
返済金額によりますが、月4回 日給8,000円の日雇いのバイトをすれば、24,000円稼げることになります。例えば、100万円借りていたとしても60回払いで年利18%の場合、月々約25,000円の支払いとなりますので、十分返せる額だといえます。
ゲームや本などを売る
できるだけ早く手っ取り早く返済のお金を準備したと考えるなら、部屋を見渡してみて下さい。もう、やらなくなったゲームや読まなくなった本は、ありませんか?今すぐそのゲームや本を売りに行きましょう。1つ1つでは、金額は少額かもしれませんが、まとめて売ると買取り点数が多いといくらか還元してくれる場合もありますので、意外とお金になる場合もあります。
また、コレクションが売ることによってコレクションがなくなるので月々買うゲームや本の購買意欲がなくなり、お金を使わなくなりますよ。
少しでも高く売りたいのなら手間ですが、メルカリやヤフオクを利用して売るのもいい方法だといえます。
生命保険の契約者貸付を使う
生命保険の契約者貸付という制度をご存知ですか?
生命保険の解約払戻金の70%~90%のお金を借りられるという事です。積立型の生命保険ならほとんどの場合利用できる制度です。詳しくは、生命保険会社に尋ねてみて下さい。
契約者貸付の注意点
積立型の生命保険の場合、最終的に自分に支払われるお金をもらうと考えてしまっては、後で大変なことになってしまいます。
まず、貸付という事で、借りている金額に一定の利率がかけられています。なので、自分のお金のようであっても実際は生命保険会社からしている借金なのです。積立金が担保だと考えるとわかりやすいと思います。
また、返済ができていない状態で祝金・積立金の受取り期日となると借りている金額の差額が支払われるようになります。そのため、予定していた金額ではなくなり子供の入学資金等の工面で頭を悩ませることになってしまう場合があります。
おまとめローン
おまとめローンは、2・3社の場合におまとめローンに変更し次月より再度返済計画を立て直して、返済するのにはとても有効だといえます。複数回の返済期日に悩まされることもなくなり、複数社で借りるよりも断然1社から借りるほうが金利が安くなります。
ただし、5社以上から借りている場合はおまとめローンもできない可能性があります。
弁護士に相談(債務整理・任意整理)
弁護士に相談と聞くと敷居が高く感じる人も多いと思いますが、いくらネットで調べてもあなたにピッタリ合った解決方法を見つけるのは難しいといえます。
周囲の人に相談しても解決策をもっているとは限りません、恥ずかしい思いをしてしまうだけの可能性もあります。
同じ1回の恥ずかしい思いをするのなら、借金問題に強い弁護士に相談するほうが的確なアドバイスをくれますよ。
返済ができないとわかってから少しでも早く相談するほうが、自分に有利になる選択肢が残されています。本当に困ってどうにもならなくなる前に相談しましょう。
まとめ:返済できないとわかった時に冷静に対処すること
まずは、焦らず冷静になって考えてください。この1回の返済を乗り切れば次からまた返済できるのなら一時的にお金を準備する方法の物品の売却や日雇いのバイトなどの方法があります。
今後、ずっと支払いが厳しいと考えられるのなら借金問題に強い弁護士に相談してみて下さい。