初めてカードローンを利用しようと考えた時に、消費者金融と銀行カードローンどちらがいいのか悩む人は、多いのではないのでしょうか。
消費者金融と銀行カードローンの違いを詳しく紹介していきます。
貸金業者は総量規制で貸し出せる金額が制限されている
20代がお金を借りるために必要な年収と勤続年数は?のページで記述した通り、消費者金融には総量規制という法律で年収の1/3までしか貸し出してはいけないという規制があります。
しかし、銀行は返済が可能であると認められた場合は年収の1/3以上を貸し出してくれることもあります。
ただし、新規申込の場合は年収の1/3が一つの目安となります。
あくまでも、目安ですので確実に審査に通りたい場合は、年収の1/3の融資希望額を設定するのではなく、本当に必要な額を希望することをおすすめします。
それは、貸出限度額ギリギリを希望する人は、無計画な借入をしようとしているように思われる為です。
そのため、借入理由で本当に必要な額を申請しているのか見ているのだと思われます。
専業主婦の人は、消費者金融では借りれない
消費者金融の貸出条件に年齢20歳以上、69歳以下のご本人に安定した収入のある方とあります。
そのため、収入のない専業主婦の人は消費者金融では借りることができません。
銀行の主婦向けのカードローンを利用するか、旦那さん名義のカードの家族カードを利用してお金を借りることになります。
審査は消費者金融より銀行カードローンが厳しい
金融機関が公式に発表している、IR情報(投資家向け情報)を見ると審査通過率を見ることができます。
アコム・プロミス・新生銀行レイクを例にみていきましょう。
レイクを消費者金融だと思っている人も多いと思います。
レイクは、以前は消費者金融レイクでしたが2011年に新生銀行に事業が譲渡されたため、銀行が運営しているカードローンとなります。
こういった経緯もありその他銀行では、IR情報では審査通過率を見ることはなかなか難しいのですが、レイクは見ることができます。
アコムIR情報より
プロミスIR情報より
新生銀行レイクIR情報より
アコム・プロミスの審査通過率はおおよそ43%~49%に比べ、新生銀行レイクは、30%~35%と少し低いことがわかります。レイクは銀行の中でも金利が高い方なのですがそれでも3人に1人程度しか審査を通過しないと考えると銀行はやはり消費者金融と比べ審査が厳しいといえます。
長期的な借り入れの場合は銀行が有利
銀行の一つの魅力としては、消費者金融と比べ金利が低いことがあげられます。
消費者金融の金利は、平均17%~18%で、銀行の金利は平均14%~18%となっています。
借りる金額にもよりますが銀行の方が、安い金利でお金を借りることもできます。
三井住友銀行と三井住友銀行グループのプロミスの返済シミュレーションをしてみると、
50万円を借入36カ月での返済
|
三井住友銀行(年利14.5%) |
プロミス(年利17.8%) |
月々の返済額(円) |
17,213 |
18,026 |
返済総額(円) |
619,563 |
648,918 |
利息(円) |
119,563 |
148,918 |
利息の差額は29,355円となります。
年利で言えば3.3%の違いで大きくないように感じますが3年間で約3万円もの違いとなります。いくら借りたいのかと月々いくら返していけるのかをじっくり検討する必要があります。
消費者金融の無利息期間サービスは便利
初めて、消費者金融を利用なおかつ約1ヶ月以内に返済の目処ができている人にとっては、消費者金融でしかないサービス無利息期間はとてもいいサービスだといえます。
今回は、プロミスを例に紹介していきます。
プロミスの30日間無利息サービスの対象者は、
以下の3つの条件を満たしている必要があります。
- プロミスとの契約がはじめての人
- Eメールアドレスを登録
- 書面の受取方法で「プロミスのホームページにて書面(Web明細)を確認」を選択
30日以内での返済は元金だけで済むので銀行よりお得だといえます。
銀行も土日の即日融資が可能な銀行も
以前は、銀行のカードローンを利用するには平日に銀行に行って申込をしなくてはいけませんでした。
消費者金融では、無人契約機が土日も稼働しており、取り急ぎお金が必要な人は、消費者金融の無人契約機で契約をしてお金を借りることがほとんどでした。
しかし、最近はネットの普及や銀行も無人契約を設置するようになり申込については、両者にはほとんど違いがないようになってきました。
銀行カードローンを作りたいと考える人にとっては便利になったといえます。
ただし、すべての銀行が可能になったわけではありません。申込は土日で審査結果が平日という場合もあります。
一つの目安として銀行の無人契約機が土日もしている場合は、即日融資が可能な場合が多いです。
まとめ:どうしても審査を通したいのなら消費者金融で借りる
審査に不安がある場合は、消費者金融で年収の3/1より少ない借入希望額で申請すると審査が通りやすくなるといえます。
それでも消費者金融での審査通過率は高くても48%程度なので落ちてしまう場合もあります。
多くても2~3社の消費者金融の審査を受けるようにしましょう。
審査落ちしたからと、他社を何社も受けると申込ブラックと言って審査は通りにくくなってしまいます。
必ず、審査落ちした理由を自己分析をし改善してから再度、申し込みをしましょう。